放射線部
放射線部
放射線部では、一般撮影装置2台、透視撮影装置1台、血管連続撮影装置1台、ポータブル撮影装置2台、CT装置2台、MRI装置1台、RI検査装置(ガンマカメラ)1台、放射線治療装置1台が稼働しています。
放射線部門の画像はすべてフィルムレスとなり、デジタル画像によるモニター診断となっております。
また、被ばく管理ソフトを用い被ばく低減にも取り組んでいますので安心して検査を受けていただけます。
当院は、姶良・霧島地区で唯一放射線治療装置・RI検査装置(PET装置を除く)を保有している施設で、地域がん診療病院として地域との連携を図っています。
CT・MRI・RI検査は電話・FAXにより、近隣地域の医療施設からの検査依頼も受け付けておりますので下記よりご予約ください。
一般撮影
当院にはX線撮影室が2室あります。全ての撮影室にFPD(フラットパネルディテクタ)を有する装置を設備しており、高画質、低線量化、検査時間の短縮といった利点を有しています。
また、胸部X線画像を自動解析後、AI技術を活用し病変の存在が疑われる領域を検出・マーキングし、健診・診療時の画像診断を支援するソフトを導入しています。
富士フイルム メディカル株式会社 ホームページより引用
透視撮影
デジタルX線透視装置では、消化管撮影や気管支・ERCP・大腸ファイバー等の検査が行われています。胸部、腹部検査(内視鏡検査・消化器検査など)において広い領域を観察できると共に、検査部位に応じ、的確な視野に調整できます。
また、検査台が70cm近くまで下がることでベッドや車椅子での移動が容易にできるよう、医療安全に配慮した設計になっています。

CT
CT検査とは、コンピューター処理を行い輪切りの断層写真を得る検査です。
当院では2024年に、世界最多列の320列マルチスライスCT装置(Aquilion ONE,キャノン製)を導入し、従来より使用している80列マルチスライスCT (Aquilion PRIME SP,キャノン製)との2台体制で診療を行っています。
320列マルチスライスCTは従来のCT装置と比較して全身を高速、かつ緻密に撮影することができ、より高度な医療を提供できるようになりました。特に、頭部や心臓を1回転(0.275秒)で撮影することが可能であり、当院が地域で担う脳卒中や心筋梗塞の診断精度を大きく向上させることができます。高速撮像が可能なため、息止めが困難な方やご高齢の方、小児科のお子様にとっても負担を軽減できる装置となっています。さらに、AIによって設計された最新の被ばく低減技術 『AiCE(Deep Learning Reconstruction)』 が搭載されており、患者様にとってより安全で優しい検査を行うことができるようになりました。
また、当院では2種類の3Dワークステーションを備えており、冠動脈CT解析や手術支援画像、仮想気管支鏡画像などを提供しています。
低線量CT肺がん検診も行っています。
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第1CT室
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第2CT室
血管連続撮影
Cアーム型のデジタルX線透視装置は、広い視野(40×30cm)を備えた装置となっており、多方向からの透視・撮影が可能です。
喀血(肺の出血)などで、出血している血管へ選択的にカテーテルを進め止血を行うことで、健常な血管への負荷が少ない治療が行えます。

MRI
MRIとは、Magnetic Resonance Imagingの略で、磁気共鳴画像を意味します。ベッドに仰向けに寝た状態で大きなトンネルの中に入り、強い磁石と電波を利用することで、体内の様子を任意の断面画像として表示する検査です。検査中は大きな音(飛行機の離着陸時や、電車が通る高架下で聴く音に相当)がしますので、ヘッドフォンで音楽を聴いたり、耳栓をしたりして聴力の保護を行なって検査をします。
一般撮影(X線検査)やCT検査のようにX線を使用しませんので、放射線による被ばくの心配はありません。また、造影剤を使用せずに体の血管を表示することも可能です。
検査時間は頭部で約30分、腹部などで40~60分程度を要します。動きに弱い検査ですので、身体の位置がずれないように固定をします。
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MRI検査装置:1台 Philips社製 1.5T(1.5テスラ)
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Philips社提供画像
検査室内は常に磁場(磁石の様に金属を引き付ける力)がはたらいています。そのため、検査室内に持ち込めないものがありますので、検査前には必ずMRI検査専用の問診票を記入していただきます。
※次に示す事項に当てはまる方は、必ず事前に医師、検査担当技師にお知らせください。
□ 心臓ペースメーカーを使用している □ 体内に金属性のものを埋め込んでいる □ 脳動脈瘤クリップを入れている □ 人工内耳を使用している □ インプラントを使用している □ 刺青(いれずみ)、アートメイクをしている □ 妊娠している、またはその可能性がある □ 閉所恐怖症がある
RI(核医学検査:ガンマカメラ)
RI検査は、微量の放射性医薬品を人体に投与して、病気の有無を調べる検査です。
人体に投与された放射性医薬品が目的の臓器や組織に集まったところを特殊なカメラ(SPECT装置)で撮影していきます。
全身の骨や腫瘍への集積だけでなく、脳血流や心筋などの機能や虚血状態を見ることもできます。
放射性医薬品とは
放射性医薬品は極微量の放射線を出す放射性同位元素(RI)を含んでいます。
しかし、検査に用いられるものはすべて短時間に放射線を出す能力がなくなりますのでご安心ください。また、薬としての副作用も極めて少ないという特徴があります。
RI検査の主な流れ
- 目的の臓器や病気に集まる放射線医薬品を注射します。
- RIが目的臓器に集まるまで待ちます。(検査の種類によって待ち時間は異なります。)
- 体外よりSPECT装置を用いて、集積したRI画像を撮像します。検査中は寝台上で安静にしていただきます。検査時間は検査の種類によって異なりますが30分~90分程度です。時間を追って、何度か撮像する場合もあります。
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SPECT装置
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骨シンチ 心筋血流シンチ(Tc製剤)
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肺血流シンチ
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脳血流シンチ(Tc製剤)
※心筋シンチ・脳血流シンチは当院診療科の受診が必要ですので、下記より診療予約をお願いいたします。


