ME機器管理室

ME機器管理室
ME機器管理室では、患者様へ使用する医療機器を管理しております。
2名の臨床工学技士で、「安全な医療機器の提供」を目指し日々努力しております。

人工呼吸器関連業務

神経・筋疾患や脳性麻痺の患者様で、自分で呼吸ができないあるいは呼吸が弱い方を対象に人工呼吸器を使用しています。院内で約80名、在宅では約40名の患者様が使用されております。ひとりひとりの患者様に使用される人工呼吸器が、安全に適切に使用されるよう医師や看護師、在宅呼吸器業者等と連携を取りながら業務に取り組んでおります。

人工呼吸器関連業務

各病棟で患者様に使用される医療機器は中央管理しています。中央管理とは、病院内で幅広く使用される医療機器を一部門に集約させて管理するシステムです。
一人の患者様に使用した医療機器はME機器管理室へ返却され、機器の作動に異常がない事を確認した機器のみ貸し出し使用いただくことで、常に安全な医療機器が患者様に使用される事を目指しております。
ME機器管理室で管理している医療機器は、人工呼吸器、パーカッションベンチレータ、ネーザルハイフロー、輸液ポンプ、シリンジポンプ、パルスオキシメータ、経皮的血液ガス分圧モニター、カプノメータ、除細動器・AEDなどです。

腹水濾過濃縮処理

腹水とは、様々な疾患の影響で腹腔内に通常より多く貯留した液体の事をいいます。腹水濾過濃縮処理では腹水を腹腔から体外に抜きとり、専用の濾過器と濃縮器で体に不要な物質を除去し有用な蛋白を濃縮します。抜いた腹水の量は10分の1程度まで濃縮処理し、再び患者様本人の静脈へ点滴されます。

認定資格

  • 3学会合同呼吸療法認定士
  • 臨床ME専門認定士(第1種ME技術者)